令和の寺子屋チームダルマ

「広島・長崎について?」──戦争を“自分ごと”として語り継ぐということ

🟡 今回のテーマ:MC松村からの問い

「あなたにとって、“広島・長崎”とはどんな意味を持っていますか?」

毎年8月になると、原爆の日のニュースや式典がメディアで報道されます。
けれども今、Z世代や若い世代にとって、それはどこまで“自分ごと”として届いているのでしょうか?
今回の三本楽座では、戦争・記憶・語り継ぐことを、改めてそれぞれの立場から見つめ直しました。

🟢 1. 戦争が“特別じゃない”と感じている現代

「Z世代にとって、戦争の報道は“日常の風景”になりつつあるのではないか」
「“戦争が起きていること”に慣れてしまっていて、特別なこととして認識されていない気がする」

SNSで情報が日々流れ込む現代。
爆撃や戦闘の映像も“日常の一部”としてスクロールされていく世界に、戦争の実感は届いているのか?
という問いが最初に立ち上がりました。

🔵 2. 「語り継ぎ」が変わっていく中で、どう学ぶか?

「語り部の方々も高齢になり、“体験者から直接聞く”ことが年々難しくなっている」
「今は“セレモニー感”が強く、形式としての学びが多くなっている気がする」

またこんな声も。

「外から来た人と、その土地に住んでいる人の“温度差”はとても大きい」
「案内する側にいるけど、じっくり見られていない。自分自身としては“見に行くべき”だと思う」

“実際に現地へ足を運ぶこと”と、“その地に住む人の歴史と暮らし”の温度感をどう結びつけるか。
知覧、沖縄、ミャンマーの現状も話題に上がり、“戦争を知る場”は多様であるべきという意見も出ました。

🟣 3. 「核なき世界」の理想と、“その先”への問い

「核なき世界をつくる、と叫ばれるけど、本当にできるのか?」「その先に、別の兵器が出てくるのでは?」
「優位に立ちたい国・個人がいる限り、次の“武器”が用意されるのではないか」

「“核をなくせば平和”という単純な構造ではない。プーチンとトランプのような権力者がいる限り、現実的に何が起きるのか」

ここでは、現実主義と理想主義の間にある“深い問い”が浮かび上がりました。
核なき世界の先に待っているもの──それは新しいテクノロジー兵器かもしれないし、もっと根本的な「人の意志」かもしれない。

🔴 4. SNSやメディアで“自分ごと”として感じられるようになった

MC松村は、自身の変化をこう語りました。

「今までは、“広島・長崎”をどこか“遠いこと”と感じていた。でも、SNSやYouTubeで真剣に取り上げられるようになって、少しずつ“自分ごと”になってきた」

これは、メディアの力でもあり、個人の意識の変化でもあります。
形式的な“語り継ぎ”だけではなく、「今」の自分の価値観や問いで受け止め直すことこそが、次世代の学びなのかもしれません。

🟠 5. 今回の対話から浮かんだ“問い”

・なぜ“戦争の記憶”は次に展開されないのか?
・なぜ私たちは、同じ問いを“ぐるぐる”と繰り返してしまうのか?
・戦争を止めるには、私たち一人ひとりが“どんな行動”を起こせるのか?

終わりに:語り合うこと自体が、次の「平和」につながる

ある参加者の言葉が印象的でした。

「こういう話をすること自体が、価値あることではないか」

私たちは、何かを“解決”しなければ語ってはいけないわけではありません。
まずは問い直すこと、言語化すること、そして一緒に考えること。
それが、“ぐるぐると繰り返される歴史”の一歩外側に出る、ささやかだけど確かな道なのかもしれません。

📩三本楽座へのご案内

三本楽座は、筋トレ × 瞑想 × 対話を通して、自分と向き合い、社会とつながる小さな場です。
月2回、日曜開催。哲学・死生観・AI・教育・日本文化・戦争など、様々なテーマで対話しています。

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