「自分が国宝になるとしたら?」──見える宝と見えない宝。その両方を、もう一度手に取る。
🟡 MC松村からの問い
「もし“あなた自身”が国宝になるとしたら、どんな国宝になりたいですか?」
この問いは、
“価値のあるものとは何か?”
“残したいものは何か?”
“自分の人生で磨いてきたものは何か?”
そんな根源的なテーマを静かに呼び起こしてくるものです。
三本楽座では、この問いをめぐって、それぞれが「見える宝」「見えない宝」を語りました。
このブログを読んでくれたあなたが、
「自分も今日、ひとつ磨こう」と思えたら嬉しいです。
1. 国宝とは、“人の手を離れたところに宿るもの”
「伊勢神宮は、日本が地球のエネルギーを吸って体現化している。そこに本当の“神とのコミュニケーション”がある」
「田中泯は、舞踊を“個人の所有物ではなく、神から託されたもの”として踊っている」
(参加者より)
本当の国宝とは、
“自分がつくったもの”を超えて、
“人の手を離れたところに宿るもの”。
それは伝統や技、踊りの所作のように、
人を介して伝わりながらも、個人のものではない領域。
人はそこに、畏敬や静けさ、そして“本質”を感じ取るのかもしれません。
2. 見える宝よりも、見えない宝の方が深い
「温泉に行くと、昔は岩や木に祈りをささげた。水と緑のある場所に行くと、身体が喜ぶ」
「自然の中にいると、“自分も自然物の一つなんだ”という実感がわいてくる」
(参加者より)
心が震える瞬間は、物や肩書ではなく、
自然・命・静けさの中にあります。
国宝の本質もまた、形ではなく、そこに宿る“気”や“祈り”。
「どんな宝を持っているか?」より、
「どんな“心”で生きているか?」が問われているのです。
3. 国宝は特別な人だけのもの? いいえ、誰もが持っている。
「国宝って普通の人は無理、と思いがちだけど、学び続ければ、“後世に残すもの”は誰にでもある」「Birthday Solution(個性や資質)を活かして、人間関係に貢献する。それも“残すもの”の一つ」
(参加者より)
国宝という言葉を
“特別な才能”
“血筋”
“文化資本”
と捉えると、途端に遠くなる。
でも、あなたが残すものは、技能や建築物だけではありません。
- 誰かを勇気づけた言葉
- まっすぐ働く姿勢
- 子どもに手渡す価値観
- 丁寧な暮らし
- その人にしかない優しさ
それらはすべて“見えない宝物”。
そして、確かに次の世代に残っていくものです。
4. 人生は刀鍛冶のようなもの
「仕事中心に生きてきた。だからこそ、仕事の切れ味を磨くことが自分の“道”だと感じる」
「刀鍛冶のように、熱意ある応援者に支えられ、人は磨かれていく」
(参加者より)
日々の仕事の中で、丁寧に積み重ね、磨いてきたもの。
それを“自分の宝”と認めてあげてもいい。
あなたが熱意を注いだものは、必ず誰かの役に立ち、心に残り、未来へ手渡される。
今回の対話から立ち上がってきた“問い”
- あなたが人生で磨いている“宝”は何ですか?
- それは、誰のために、どんな形で残したいですか?
- そして、「見えない宝」とは何でしょう?
この問いは、読む人の心を静かに揺らし、
今の生き方をそっと見直すきっかけをくれます。
✨ 終わりに:あなたの中の“国宝”は、すでに始まっている
国宝とは、
“完成されたもの”ではなく、
“磨き続けているもの”。
あなたの仕事、
あなたの優しさ、
あなたが積み重ねてきた時間、
あなたが選んできた生き方──
そのすべてが、すでに「国宝の卵」です。
大切なのは、自分の宝を自分で丁寧に扱うこと。
そして、心を込めて磨き続けること。
いかがでしょうか。あなたの心の中に、「自分も今日、一つ磨こう」と思えるものを見つけてほしいと思います。
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