令和の寺子屋チームダルマ

「好きな木は?」──五感と思い出が重なる“木”という存在

🟡 今回のテーマ:MC松村からの問い

「あなたの“好きな木”は何ですか?」

日常の会話ではなかなか出てこない問い。
けれども、「好きな木は?」と聞かれたとき、参加者の記憶や感性が一気に動き出しました。
木は、誰かとの思い出、見た景色、季節、感覚──さまざまな記憶を静かに呼び起こす存在なのかもしれません。

🟢 1. 果実のなる木に宿る“家族の記憶”

「祖母の家には、柿、蜜柑、ビワ、まさき……たくさんの果樹や花があって、食べ物の木に囲まれて育った」
「でも今は手入れができず、あの庭もすっかり寂しくなってしまった」

「リンゴは“医者いらず”と言われるくらい健康に良い。夜市でリンゴをもいだ記憶が残っている」

果物のなる木には、“育てる”と“もらう”のあいだにある愛着があるようです。
子どもの頃に食べた果実、その味、その季節。
木は、家族との時間や風景と深く結びついている存在でした。

🔵 2. 木が教えてくれる“空気”や“場”の感覚

「高野山で見た木々が忘れられない。空気が静かで、五感が研ぎ澄まされるようだった」
「枇杷の木は、真っ白な花がまっすぐに咲いていて神聖な感じがする」

高野山や裏山の湧水、井戸、そこに祀られた地蔵や自然の循環の話も出ました。

「昔は裏山で茗荷やタケノコが自然に採れていた」
「でも、集まる場ができてから井戸の水が濁ってしまった」

木は“生き物”であると同時に、“場の空気”や“神聖さ”とつながる存在でもある。
自然と人との境界線に立つ媒介者としての木の役割を感じさせられました。

🟣 3. 葉・風・色──五感をくすぐる「美しさ」の記憶

「けやきの葉のつき方や風にそよぐ感じが、何とも言えず落ち着く」
「メタセコイアの葉は羽のように軽くて、紅葉は黄色から赤・オレンジに変化していく美しさがある」

こうした意見からは、木の持つ視覚的・触覚的な感性への働きかけが見えてきます。

「真ん中に一本あるよりも、何本も連なっている木々の空間が好き」
「桜や紅葉も、一本の木というより“風景”として記憶に残っている」

木そのものというよりも、木が作り出す“空間”や“時間”に心が動くという共通点が感じられました。

🔴 4. 「木」=「神事」に通じるという視点

MC松村からは、こんな問いも投げかけられました。

「“木”という漢字には“神ごと”の要素が含まれている。だから自然の山を人間の都合で簡単に伐採してはいけない」

また、こんな話題にも。

「松竹梅といった日本の象徴に“竹”が入っているのはなぜ?」
「木を植えるなら、夏みかんの木。蝶が来て、孵化し、命が循環する木」

木は、静かな命の循環を担いながらも、神聖さや象徴性を宿す存在として語られました。

🟠 5. 今回の対話から浮かんだ“問い”

・「好きな木」は、なぜ思い出や感覚と深くつながっているのか?
・木を通して、わたしたちは何に惹かれ、何を守りたいと思っているのか?
・「木」が象徴するのは、自然なのか、人との記憶なのか、それともいのりなのか?

✨終わりに:好きな木は、あなた自身の“感性”かもしれない

「好きな木は何?」というシンプルな問いは、
木に触れた記憶、誰かと過ごした時間、季節の空気、心の揺らぎ──
そうしたあなた自身の感性を浮かび上がらせてくれる問いでした。

日々の生活の中で、ふと見上げた木に、あなたはどんな記憶を感じるでしょうか?
この問いを、自分の内側にそっと植えておくことも、ひとつの“自分磨き”なのかもしれません。

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